2006年05月27日

育児休業や短時間勤務を申し出る女性従業員はお荷物か

(今回は法律論ではありませんが、育児休業や短時間勤務を申し出る女性従業員について考えてみます。)


女性従業員に子供さんが生まれて、育児休業をしたり、短時間勤務などの措置を行ったりすることは、本当に会社にとって損失(マイナス)なのでしょうか?

先日、ある大先輩社労士とママさん社労士のお二人にその点に関してお話を伺う機会がありました。
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話を戻します。


その大先輩社労士の事務所は社労士事務所にしては従業員も多く、ほとんどが女性従業員だそうです。

その中の一人に小さなお子さんがいらっしゃる女性従業員から1日1時間勤務時間を短縮してほしいとの申し出があり、その大先輩社労士はその短縮した時間分の給与はカットすることで了承しました。

その後、その大先輩の事務所ではその短時間勤務を申出た従業員を気づかって、その女性従業員のフォローを周りの女性従業員が積極的に行うようになったそうです。

私が「それはどうしてですか」と尋ねると、大先輩は「他の女性従業員も『明日は我が身』と考えているので、その短時間勤務を申出た従業員のフォローを積極的にやるようになったんじゃないかな」とのことでした。

また、その短時間勤務を申出た従業員の方は、みんなにあまり迷惑をかけたくないということで、以前より労働時間は少し短くなったけど、一生懸命働くようになったそうです。

一緒に話していたママさん社労士も、会社勤務時代に育児休業から復帰した後は独身であったときや結婚した後より、子供がいるから仕事はできないと言い訳にはしたくなかったし、子供のためにも職を失うことは嫌だったので、子供や自分のことは犠牲にしても、本当に一生懸命働いたということでした。

そしてその大先輩の事務所では、それらのことがシナジー効果を生んで、事務所の雰囲気も良くなり、従業員が一致団結して仕事に取り組むようになったそうです。

大先輩社労士いわく、「だから、僕は困ることが全くないんだよ」と言われていました。


育児休業や短時間勤務を申し出る女性従業員は、決してお荷物なんかではありません。

このような子供さんを持った女性従業員をうまく雇用していくことが、今後の企業の成長に欠かせないことだと考えます。

(お二人のお話を聞かせて頂き、気付き頂いて、とても感謝しています。)

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Posted by 労働法ブログ at 14:01 │Comments(4)TrackBack(0)


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この記事へのコメント
はじめましてNORIと申します。
労使ともにいい結果を得たケースですね。
少子化、高齢化がより一層進んでいる社会で、女性の労働力の存在は大きいですね。
高年齢者雇用安定法も改正施行されていますが、いくら法律が改正されても、法律により権利をなかなか主張できる社会は出来上げって無い様に思います。
家庭の事情により法による主張した勇気と
それに対応した経営者をたたえたいと思います。
Posted by NORI at 2006年05月28日 19:28
はじめまして!私、新会社法で日本最速日本版LLCを設立したMakotoと申します!

賃金だけでは計りきれないシナジーが生まれており、女性にとっても事務所にとっても良い効果をもたらしているのですね。
私の知っている会社(女性社長)では、育児休暇はもちろん、失恋休暇やバーゲン休暇があるそうです(^^;

本文の例同様、これも女性の心を分かっているからこそできる、スタッフへの愛があるからこそできる、試みですね!
Posted by 【19歳で起業!『日本最速』LLC東大生社長☆Makoto】 at 2006年05月30日 21:04
育児と仕事を両立させようという人は、意識も能力も高いということが多いです。
そういう人を排除する会社は、優秀な人材を逃しているということになります。
発想の転換が必要なのでしょうね。
Posted by 杉山 at 2006年06月05日 17:25
はじめまして!
メールマガジンをいつも愛読させていただいています。
相互紹介のお願いをと思いコメントしたのですが、
実はブログの方は「goo」の制約で30以上のリンクが出来ません。
にもかかわらず厚かましいお願いなのですが、私のサイト 「社長さん、どうします!労組対策のページ」 http://www.eonet.ne.jp/~sr-surfrider/ のリンクページと私のメルマガ「新人組合役員のための労働基準法ABC」  http://www.mag2.com/m/0000180390.html で、貴ブログ・サイト・メルマガを紹介させていただけたらと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
Posted by 書記長社労士 at 2006年06月14日 16:27
 


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